和楽器デュオ「音ノ羽」
坂上享さんAkira Sakaue
大谷加奈子さんKanako Ohtani
和楽器デュオ「音ノ羽」として、様々な和楽器を駆使したパフォーマンス、作曲活動、国際交流の機会創出など、幅広く活動中。
京丹波町に移住した理由を教えてください。
理想的な創作環境に身を置くためです。大阪にいた頃はスタジオを借りて練習や作曲をしていたのですが、自然の息遣いを間近で感じられるような人里離れたスペースを探していました。大阪の和楽器チームのつながりで現在住んでいる家を紹介してもらうというご縁があったのですが、訪れた瞬間に惹かれてすぐに移住を決めました。元々演奏会で一度京丹波町を訪れたことがあったのですが、町民の方のおもてなしの心がとても温かく、安心して引っ越してきました。
移住してよかったと思うことはありますか?
加奈子さん : 大阪に住んでいた頃は田舎はご近所付き合いが大変というイメージを抱いていましたが、出会う人がみなさん本当に良い方で、ご近所さんに恵まれたなと思います。引っ越した翌日には野菜をいただいて、都会では得られない喜びを早々に実感しました。作曲に行き詰まった時に散歩をすると、大自然の中で自分の悩みが小さなものに思えてきて心に余裕が生まれて、そういった瞬間も京丹波町に来て良かったと思います。
リノベーションについて教えてください。
加奈子さん : 京丹波町には「空き家改修等の支援」として、最大180万円の補助金があります。このお金で、古い畳をフローリングにしたり、お風呂を新しいものにしたり、照明をLEDに変更したりしました。賃貸なのですが、大家さんに「好きに手を加えていい」と言っていただいたので、楽しんで色々な作業をしました。結構やり尽くしましたが、今はピザ窯を作っていて、今後は薪ストーブを設置したいと考えています。